ウイルスに感染するとどんな影響があるのか?身体への影響と種類まとめ

ウイルスに感染するとどんな影響があるのか?身体への影響と種類まとめ

「ウイルスって身体のどこまでに影響するの?」

「ウイルスの種類や特徴は?」

「ウイルスそれぞれ季節のピークっていつ?」

ウイルスの感染について明確にわかりやすくまとめてみましたので一読ください。

目次

ウイルス感染症は体内でどのように活動しているのか?

ウイルスの大きさは細菌の50分の1程度で、とても小さいサイズになります。

生物学上では「感染性微生物」とよばれています。

ウイルスは細胞を持っていないので人や動物の細胞に侵入し、細胞の中でコピー(複製)を作って増殖していきます。

ウイルスの増殖 → ウイルスのDNAやRNAを細胞内に放出 → 侵入された細胞が持っていたDNAやRNAは正常に機能できないというサイクルが発生します。

このサイクルを繰り返されることで侵入された細胞が破壊され、人や動物の様々な機能に障害が起こります。

これが一般的にいう「ウイルスに感染した状態」です。

ウイルスは性質が細菌と異なるため、抗生物質などの抗菌薬では効果がありません。

また、抗ウイルス薬は抗菌薬に比べて種類が少ないことも、ウイルス感染が厄介な理由となっています。

ウイルス感染症が人に与える影響

ウイルスはそれぞれ「決まった生物や細胞にのみ感染する」という特徴を持っています。

つまり、「人にしか感染しないウイルス」もいれば、「特定の動物にしか感染しない」ウイルスもいます。

そして、ウイルスは同時に「特定の細胞にのみ感染する」という特徴もあるため、人に影響を与える臓器や器官はあるていど決まっています。

そこで、臓器や器官別にウイルスが人に与える影響をまとめてみました。

「呼吸器官」風邪(感冒ウイルス)の与える影響

「呼吸器官」風邪(感冒ウイルス)の与える影響

呼吸器系はウイルスが最も多く感染する場所です。

有名なのは風邪(感冒ウイルス)で、「咳・痰・鼻汁」といった症状はすべて呼吸器系に起きている症状です。

他にはインフルエンザや肺炎なども、ウイルスが呼吸器系に感染していることで起きています。

呼吸器系にウイルスが感染すると、体内に十分な酸素を供給できない状態となる可能性もあります。

「消化管」ウイルス性胃腸炎が与える影響

ウイルスが消化管に与える影響として代表的なものは、ウイルス性胃腸炎です。

ウイルス性胃腸炎は、ウイルスが胃腸に侵入して働きを阻害することにより、「嘔吐・下痢・発熱・腹痛など」の症状が現れます。

「細菌性胃腸炎は夏に発生しやすい」ことに対し、「ウイルス性胃腸炎は秋から冬にかけて流行する」のが特徴です。

代表的なウイルスの種類としては「ノロウイルス」「ロタウイルス」が該当します。

「肝臓」急性ウイルス性肝炎が与える影響

ウイルスが肝臓に与える影響として代表的なものは、急性ウイルス性肝炎です。

肝炎を引き起こすウイルスは主に「A型・B型・C型・D型・E型の5種類」があります。

感染した場合、「食欲不振・吐気・嘔吐・発熱・腹痛など」の症状が現れます。

軽度であれば特別な治療をしなくても回復しますが、重症化する可能性もあるため医師の診察と血液検査は欠かせません。

「神経系」脳炎や髄膜炎が与える影響

ウイルスが神経系に与える影響としては、脳や脊髄にウイルスが感染し脳炎や髄膜炎を引き起こすことです。

ウイルスは一般的に血流によって運ばれ、脳や脊髄に辿り着きます。

脳炎や髄膜炎が起こると、「発熱・頭痛・けいれん発作など」の症状が現れます。

その場合、脳のMRIや腰椎穿刺などで検査を行い、抗ウイルス薬で治療することが必要です。

「皮膚」水痘が与える影響

ウイルスが皮膚に与える影響で代表的なものは水痘で、特に小さい子どもに起こりやすい病気です。

水痘が起こると、かゆみのある特徴的な発疹や皮膚のただれが見られます。

他にも発熱や食欲低下が見られます。

定期予防接種もあり、ほとんどのケースで完全に回復しますが感染力が強いウイルスなので注意が必要です。

ウイルスが子どもに与える影響

子どもが感染しやすいウイルスの種類としては、ジカウイルス・風疹ウイルス・サイトメガロウイルスがあります。

これらは妊娠中の母親が感染し、そのまま胎内・産道・母乳経由で胎児にも感染するウイルスです。

きっかけは元々お母さんが妊娠前からウイルスを持っていたケースもあれば、妊娠中に感染したケースまで様々です。

このような感染を「母子感染」と呼びます。

ウイルスってどんな種類があるの?

ウイルスってどんな種類があるの?

「感染症名・ウイルス名」と「症状」や「感染ピーク」について感染症ごとにまとめました。

「急性胃腸炎」ノロウイルス感染症の特徴

ノロウイルス感染症とは、人の腸管内に感染し「急性胃腸炎を引き起こすウイルス」です。

主に冬場に発症し、12月〜2月にピークを迎えます。

乾燥や熱にも強いため長期生存が可能で、「感染力が強いことや数多くの感染経路が存在する」ということから「要注意」とされているウイルスです。

ノロウイルスはアルコール消毒に対する抵抗性が強く通常のアルコール消毒では効果がありません。

ノロウイルスの消毒は一般的に「次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)」が有効です。

最近の研究によると「酸性アルコール消毒剤(アルコール消毒液+クエン酸など)」で不活化される結果がえられたと言われています。

感染症名:ノロウイルス感染症
感染ピーク:冬場12月〜2月
消毒効果:次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)

「急性胃腸炎」ロタウイルス感染症の特徴

ロタウイルス感染症は、人の腸内に感染して急性胃腸炎を引き起こす感染症です。

ノロウイルス感染症に比べて、「下痢や嘔吐の症状が激しい」といった特徴があります。

成人・小児ともに感染しますが、成人は軽症で済むことがおおく小児では入院が必要となるケースもあります。

ロタウイルスは毎年2〜3月にかけて流行しています。

消毒方法はアルコール消毒は効きませんので「次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)」が有効です。

感染症名:ロタウイルス感染症
感染ピーク:冬場12月〜2月
消毒効果:次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)

インフルエンザウイルスの特徴について

インフルエンザは人の呼吸器系に感染して、「咳・喉の痛み・発熱・全身のだるさ」といった症状を引き起こします。

重症化すると「肺炎・気管支炎・急性脳症などといった合併症」を引き起こす恐ろしいウイルスです。

インフルエンザは咳やくしゃみなどの飛沫を通じて感染します。

主に冬場に発症し、12〜2月にピークを迎えます。

インフルエンザウイルスは消毒に対する抵抗性が弱いため、アルコール消毒や次亜塩素酸ナトリウム水溶液などの消毒剤が効果的です。

感染症名:インフルエンザウイルス
感染ピーク:冬場 12月〜2月
消毒効果:アルコール消毒、次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)

「ヘルパンギーナ」コクサッキーウイルスの特徴

ヘルパンギーナとは、「コクサッキーウイルス」というウイルスによって引き起こされるウイルス感染症です。

主な症状は、「発熱・喉の腫れと痛み・水疱」です。

乳幼児を中心に起こりやすい感染症で、咳・くしゃみなどの飛沫・唾液・鼻水が付着した持ち物から感染しやすいとされています。

ヘルバンギーナは夏場に起こりやすいウイルス感染で、6〜7月がピークです。

ヘルバンギーナを引き起こすコクサッキーウイルスは、ノロウイルスと同様にエンベロープを持たないウイルスですのでアルコール消毒は効果がありません。

ただし、熱への抵抗性は持ち合わせていないため、熱湯(100℃のお湯で15分程度)によって消毒が可能です。

感染症名:ヘルパンギーナ
感染ピーク:夏場 6月〜7月
消毒効果:煮沸消毒(100℃のお湯で15分程度)、次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)

「手足口病」コクサッキーウイルスの特徴

手足口病はヘルバンギーナと同様、コクサッキーウイルスによって引き起こされるウイルス感染症で、主に乳幼児の間で流行します。

感染すると起こる症状は、「口内炎・口の中や手足に水ぶくれ状の発疹」が見られます。

感染のピークとなる時期・感染経路・消毒方法については、ヘルバンギーナ(コクサッキーウイルス)同様です。

「咽頭結膜熱(プール熱)」アデノウイルスの特徴

咽頭結膜熱とは、アデノウイルスというウイルスが喉や目に感染して炎症を引き起こす感染症です。

症状としては「発熱・喉の痛み・結膜炎」があります。

夏の7〜8月に流行し、プールの水を介して感染することから「プール熱」とも呼ばれ、集団感染の可能性もあることから学校などでは「要注意」とされている感染症です。

プールの水を介した接触感染以外にも、感染者の咳やくしゃみなどの飛沫から感染するケースもあります。

アデノウイルスの消毒には、アルコール消毒や次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)が効果的です。

感染症名:咽頭結膜熱(プール熱)
感染ピーク:夏場 7月〜8月
消毒効果:アルコール消毒、次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)

新型コロナウイルス(COVID-19)の特徴

新型コロナウイルスは、「咳や発熱などの軽症」「無症状」「肺炎を急速に悪化させ重症化」という特徴があります。

70歳以上の高齢者では、感染者のうち10%程度の方が数週間以内に亡くなるというデータも出ていますし、新しい変異株ではより感染率が高く重症化しやすいという特徴もあります。

症状は「発熱、空咳、倦怠感」が多く、「喉の痛み、下痢、結膜炎、頭痛、味覚・嗅覚障害」なども発症します。

感染経路としては「クラスター」と呼ばれる集団感染がおおく、以下の3密を防ぐことがよびかけられています。

・密閉:換気が悪い
・密集:多くの人が集まる
・密接:近くで会話する

新型コロナウイルスの消毒方法においては、消毒に対する抵抗性が弱いため、アルコール消毒や次亜塩素酸ナトリウム水溶液などの消毒剤が効果的です。

感染症名:新型コロナウイルス
感染ピーク:通年
消毒効果:アルコール消毒、次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)

ウイルス感染の影響と種類まとめ

ウイルス感染の影響と種類まとめ

どのウイルスでも感染経路は明確です。

「飛沫感染」では室内換気の徹底をおこない、個人個人でマスク着用・手洗いを忘れずにおこなうこと。

「接触感染」では消毒をおこなうことで感染リスクをさげることができます。

最初の発症者も体調の状態・免疫力の低下から感染してしまうことはしかたのないことなのでそれ以上増やさないためにも二次感染をふせぐことで多大なリスクを回避できます。

季節の時期によって感染しやすくなることが予想されますので感染予防を習慣づけることが大切ですね。

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